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No.7
オーシャンズ11(Ocean's Eleven) 2001/米
製作総指揮 スーザン・イーキンズ / ジョン・ハーディ
製作 ジェリー・ワイントローブ
監督 スティーブン・ソダーバーグ
脚本 テッド・グリフィン / チャールズ・レデラー / ハリー・ブラウン
原案 ジョージ・クレイトン・ジョンソン
撮影 スティーブン・ソダーバーグ(ピーター・アンドリューズ)
美術 フィリップ・メシーナ
音楽 デビッド・ホルムズ
衣装 ジェフリー・クアランド
出演 ジョージ・クルーニー / ブラッド・ピット / ジュリア・ロバーツ / マット・デイモン / アンディ・ガルシア / ドン・チードル / エリオット・グールド / カール・ライナー / ケイシー・アフレック / ラスティ・メイヤーズ

超豪華メンバー
去年公開当時、キャストの豪華さが話題になりました。まだ記憶に新しいです。豪華なキャストだとどうも映画自体にパワーを感じなくなってしまうのですが。この映画は、1960年の「オーシャンと11人の仲間(Ocean's Eleven)」という名前で公開された映画のリメイクです。原題は、同じですが、邦題は、違うのですね。こちらの映画もフランク・シナトラ、ディーン・マーティン、サミー・デイビスJr.といった当時の豪華キャストが出演しています。リメイク版もそれに劣らず豪華なキャストを揃えています。
1枚組に、メイキングとDVDーROMコンテンツ
本編117分、特典映像25分で、WINのみ対応のDVDーROMコンテンツが入っています。DVD-ROMコンテンツは、相変わらずWIN版のみです。メニューの作りは、オーソドックスで、各メニューに行く前にサイコロの映像が入ります。何回も見るとちょっとうざいです。また、メニューを放置すると本編が始まります。これは、ありがたいです。パッケージは、通常のトールケースで、紙の箱に入っています。予約特典は、トランプでした。
ソダーバーグらしさ
ソダーバーグ監督は、1作前の「トラフィック」より監督が撮影を兼務しています。ハリウッド映画では、監督が撮影も兼務するのは、組合の関係でとても珍しいです。撮影のクレジットには、スティーブン・ソダーバーグではなく、ピーター・アンドリューズという具合になっています。
映画が、始まった瞬間、「あ、ソダーバーグだ」という感じの演出です。安定しているように見えて、実は微妙に揺れているカメラワーク、奥行きがある臨場感を感じる音響、妙に広さがあり空気感がある空間、のっけからソダーバーグ節、炸裂と言う感じです。そのソダーバーグ節が続くかと思うと、その後の映像が、何か普通の映像に戻ってしまうのがちょっと残念です。最初の期待感が時間が経つにつれて薄れていきます。それと引き換えに豪華な登場人物が次から次へと出てきます。その豪華さにプラスして、きらびやかなラスベガスの夜景。映画は、「オーシャンと11人の仲間(Ocean's Eleven)」と言うより、1973年の「スティング」に似ています。登場人物が「スティング」の出演者、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、ロバート・ショウにタブって見えてきます。
脚本もとても良く出来ていて、各登場人物の性格が的確に描かれています。 盗みのメンバーを集めるときのセリフもテンポよく展開されていきます。
この映画をより楽しむには、 ラスベガスの観光マップを片手に、映画に出てくるホテルを地図で探しながらホテルの位置を確認しながら見ましょう!何せ、実在のホテルの名前が沢山出てくるのです。
評価
ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニのファンにはたまらないかもしれません。ソダーバーグファンにはちょっと物足りないかもしれません。ランクCです。